
公開日: 2025.11.30 | 更新日: 2025.11.30
資本コスト(WACC)
WACCは、企業が事業を行うために調達した資金全体にかかる平均的なコスト(費用)を示す指標です。
企業が資金を調達する方法には、主に負債(借入金や社債など)と株主資本(株式の発行など)があります。
WACCは、これら負債と株主資本それぞれのコスト(負債資本コスト、株主資本コスト)を、調達した資金の割合で加重平均して算出します。
負債資本コスト・株主資本コストについては以下を参照ください。
それを数式にすると以下になります。

ここでのポイントはWACCの分母は投下資本(有利子負債+株主資本=D+E)になる点です。
そのことからROICとの比較が可能なります。
ROIC=税引後営業利益÷投下資本 WACC=(税引き後負債コスト×有利子負債+株主資本コスト×株主資本)÷投下資本
ROICが投下資本を使って「どれだけ利益を上げたか」を示すのに対し、WACCは投下資本に対する「投資家からの期待される水準」と言えるので、ROIC-WACCの差(スプレッド)がプラスで上回るほど、理論的な企業価値(事業価値)が高いといえます。

