新卒就活生必見!経理・財務・会計の違いとは?
就職活動において、大手のリクナビでは「業種・地域・職種」と3つの軸で検索ができるほどの重要なキーである「職種」。でもその職種の中で、「財務・会計・経理」と一括にされてるけれど本当に同じでしょうか?マイナビでも調べて見たら「経理・財務・会計」と順番を変えただけで同じくひとまとめにされています。
そして、仕事内容も以下の通り説明されていました。 経理・会計・財務は、企業活動にとっての重要な要素「金銭」にかかわる仕事である。 マイナビより https://job.mynavi.jp/conts/2022/keyword/syokusyu/s02.html
実務経験者からすると乱暴なまとめです。大学の学部も文学部・法学部・経済学部・・・色々とあるのに、文系だからってまとめられたらちょっと違う気持ちになりませんか?大学受験でも各々の学部を悩みながら選んだと思います。それと一緒で「経理・財務・会計」もひとまとめにされてはいるけれど、実際は異なるのでぜひ違いを知って、今後の良い選択に活用いただけたら嬉しいです。
<経理・財務とは>
まず、企業には大きく分けて「経理」と「財務」の部門があります。組織としては大体この2つに分かれるのでこれを覚えておきましょう!
経理とは英語にするとAccounting、お金に関わる事象を数えたり報告したりする仕事。 財務とは英語にするとFinance、お金を借りたり、貸したり、支払ったり、お金そのものを扱う仕事。
まずはぜひこの違いを知っておいて下さい。
<会計とは>
お店で支払うときに、お会計お願いします、と言うこともありますよね?日常でも使われる、代金を支払う行為を指す会計という言葉ですが、仕事の上は以下のような沢山の言葉があります。要は業務に応じて色々な~~会計という言葉がありますが、仕事内容をより細分化させるカテゴリーと思って下さい。
管理会計。制度会計。財務会計。税務会計。。。
色々とありますが就職活動においてはこの2つを覚えておけばOKです。それは管理会計と財務会計です。
管理会計:会社の意思決定を支える会計。各種経営に関する数字を元に将来を予想したりする。その内容から未来会計とも言われる。主に社内向けの仕事で、社内の偉い人たち(職責者)を相手に提案や報告をする。
財務会計:法律等に則り正しく処理をする会計。各種規制やルールに基づき正しく数字を作成する。その内容から過去会計とも言われる。主に社外向けの仕事で、監査法人の会計士などを相手に仕事をする。
さらに補足すると他の財務会計とは内容が異なることから、税務に関しては税務会計と別途抜き出して表現することがあります。財務会計も税務会計も法律等の制度に則り会計処理をすることから、まとめて制度会計と表現したりします。
どの会社も管理会計の表現は同じことが多いですが、制度会計と言ったり、財務会計と言ったり、会社ごとの定義があるのも実情なので、もしこれらの単語が出てきたら言葉の意味に気をつけて会話してみてください。