
公開日: 2026.04.30 | 更新日: 2026.04.30
社債の分析(2025年度情報)
他社を知れば自社のことを知れる。ということで、日本証券業協会の社債情報を分析しました。
日本証券業協会HPより2026年4月10日時点の情報で分析しています。
項目 | 内容 |
|---|---|
分析対象 | 債券区分「社債」の604件 |
総起債総額 | 約15.9億円 |
1.主幹事証券の選定(証券会社)
24年度は平均3.5社でしたが、25年度は平均3.71社で主幹事証券数は増えていました。
主幹事証券会社(事務幹事証券・事務主幹事証券):社債の発行の引受・販売・事務手続きなどを代行し、発行後の情報開などを支援する証券会社のこと
5社構成が最多の22.8%で、3~5社の構成が全体の62%を占めていました。

主幹事証券の中でもリーダーとして中心的な役割を果たす証券会社(トップレフト)で頻出したのが27.3%のみずほ証券でした。大手5社(みずほ証券・野村証券・SMBC日興証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)で全体の99.2%を占め、社債市場の寡占状態が目立ちます。

2.財務代理人(社債管理者)の情報
社債発行に必要な社債管理者・財務代理人は24年度同様、みずほ銀行がトップのようです。

財務代理人等の説明記事は以下を参照ください。
3.格付機関の取得
社債発行時に信用格付(長期個別債務格付)を格付機関から取得することが一般的です。社債の元利払いの確実性の表明となり、投資家が投資判断を行う際の重要な指標・・・らしいの ですが発行体格付があるならそれで充分だといつも思います。
こちらもR&IとJCRの2強で、日本で社債を発行する場合、ほぼ必須な状況です。
区分 | 件数 |
|---|---|
R&IとJCR両方あり | 304件 |
R&Iのみ | 169件 |
JCRのみ | 107件 |
どちらもなし | 24件 |

