
公開日: 2025.09.30 | 更新日: 2025.09.30
TSRについて
TSR(東京スワップレート)について調べてみました。ネットで見ても株主総利回り(Total Shareholder Return)や東京商工リサーチなどが出てきて、謎が深まるばかりでした。
まず前提としてTONAとOISの知識が必要で、以下にまとめましたのでご参考下さい。
TSRについて
TSR:Tokyo Swap Rate:東京スワップレートとのことです。
TSRは、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)およびその関連会社であるFTSE International Limitedによって算出・公表されており、その算出は、主にTradewebプラットフォームからのスポットスタートOIS(Overnight Index Swap)の実行可能気配値(TONA)に基づいて行われます。
専門的過ぎてなんのこっちゃですがTONA(変動)を基準に算出されたOISをベースにTSR(固定)としてスワップしたレートと解釈しました。
TONAとは翌日物の1日の超短期金利です。これを基準に、X年物におきかえた(スワップ)場合の固定金利がTSRということですね。
最初、OIS=TSRなのでは?と思ったのですが、OISが各社の金融商品であるならば、どれが一番正しいとは言えないので、各社のOISを元にTSRが算出されより精度を高めているのだろうかと考えてみました。
TONAを元に午前と午後の1日2回、公表される金利とのこと。
期間(テナー・ターム)は沢山です。1年~10年はもちろん、それ以上の超長期期間のTSRも存在するようです。
これのおかげで、企業が長期間の借り入れをする際の金利を固定化できるわけですね。

