
TIBORについて
金融記事等で出てくるTIBORについて調べてみました。
TIBOR(Tokyo InterBank Offered Rate:タイボー)とは東京の銀行間取引金利のことだそうです。なんのこっちゃですが、要は日本の実務上、便利で実態に即した変動金利と解釈しました。
まず、どのように算出されているかは以下の通りです。
算出方法等
TIBORは、リファレンス・バンクと呼ばれる大手銀行など15の金融機関が、日本時間午前11時時点の市場実勢とみなすレートを提示することで算出されます。この際、提示されたレートの中から最高値と最低値のそれぞれ2行分を除外し、残りの値を単純平均してTIBORが決定されます。
リファレンス・バンクは本記事作成時点で以下の通りです。
リファレンス・バンク:みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、横浜銀行、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行、SBI新生銀行、あおぞら銀行、ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行、信金中央金庫、商工組合中央金庫、農林中央金庫
対象となる期間は、1週間物、1カ月物、3カ月物、6カ月物、12カ月物。
これらは全銀協TIBORのHPで閲覧できます。
役割
要は銀行が他の銀行に「お金を貸すときの希望レート」 (Offered Rate) の平均と言えます。日本の金融プロである主要な銀行(リファレンス・バンク)が実際に取引しているレートと聞くと何となく安心感がありますね。
そういった背景から
・企業向けの貸 出金利設定
・金融商品での使用
の前提に活用されているそうです。
事業会社の立場としては、貸出金利の基準値になる点で超重要な指標になりそうです。

補足1:TIBORの歴史
一般社団法人全国銀行協会
1995年:日本円TIBORを算出・公表
1998年:ユーロ円TIBORを算出・好評
一般社団法人全銀協TIBOR運営機関(JBATA)
2014年:業務引継ぎ。算出方法自体に変更はなく、実質的な同一性は維持
組織は変われど過去からの継続性がある点も便利な金融指標として有効のようです。
補足2:日本円TIBOR とユーロ円TIBORについて
TIBORは二種類が存在しましたが、今は日本円TIBORだけです。
「日本円TIBOR」で、東京の銀行間における主要な金利を指し、日本の政策金利である無担保コール翌日物金利との連動性が高いという特徴があります 。
昔あった「ユーロ円TIBOR」は、オフショア市場における銀行間の金利を反映していました。オフショア市場は非居住者間の取引市場であり、日本国内市場とは別に制度設計されていましたが、2024年12月末で公表が恒久的に停止されました。
2つあってややこしそうでしたが、今はもうないなら関係なさそうでよかったです。
