
AI失敗事例。PDFパス解除アプリ。
会社でCopilotとChatGPTの有償版を業務で利用している経理財務として、PDFパス解除アプリを作成してみました。結果は失敗でしたが、いろんな気づきがあったので共有します。
そもそも、何を解決したかったのか
AIの有償版サービスを使うとなると、もちろんコストがかかります。そうなるとどうしても次に考えなければいけないのは費用対効果。
その一つとして、Adobeの有償機能を使っていたPDFのパスワード解除を、自作アプリで代替できないかと考えました。
ちょうど、AIでプログラミングもできるしやってみたいという挑戦から始まりました。
Codexを使ってアプリを自作
例えば経理財務では請求書をデータで保管しています。
これは電子帳簿保存法(電帳法)に基づく対応で、メールなどで受け取った請求書のデータは、原則として電子データのまま保存する必要があるからです。
ただ、多くの請求書はパスワード付きです。
パスワード付きの請求書は、保存後も必要なときに閲覧できるよう、パスワードを適切に管理する必要があります。当社では、将来の閲覧性を考えて、パスワードを解除したファイルも保存する方法を選択しています。
パスワードを解除して保存すること自体は、取引内容を変えない合理的な方法であれば問題ないと、国税庁のQ&Aでも説明されています。
PDFパス解除アプリを自作
ということで、Codexを利用し、~というアプリを作りたい、と自然言語で会話しながらアプリを作成しました。大枠はあっという間に完成しました。あとは、細かな調整を、業務の合間でAIに指示するだけで完成しました。すべてで2時間もかかっていないと思います。
<AI関連情報>
Codex:ChatGPTがそのVS Codeの中に入り込み、指示を出すとコードを書いて実行までしてくれる機能。ChatGPTの有料プランに含まれる。
バイブコーディング:自分でコードを書かず、やりたいことを自然言語(日本語)で伝えて作らせる進め方。
無事アプリ作成でき、PDFと解除用のパスワードを入力すれば、自由に閲覧できるPDFを生成してくれるようになりました。
このアプリを職場で共有をしたところ、PDFという皆になじみ深い題材で、AIの便利さが分かる一例だったので、盛況な反応をいただけました。
が、その後、2つの失敗がありました。

1.会社セキュリティに引っかかる
自作アプリとは言ってもただの野良アプリです。会社からしたら怖い状態だったんでしょうね。当社のセキュリティ部門から、あなたのPCにはウイルス感染可能性があります、と急に連絡がありました。
不謹慎ですが、うちの会社のセキュ
リティってすごいなと思いました。
驚きつつ、背景を上司やセキュリティ部門に説明し、事なきを得ました。
2.Copilot有償版でもできる
そもそも実現したいことがCopilot有償版でもできるようになっていました。
そのため、コストと時間をかけて作ったアプリはあっという間にお蔵入りになりました。
ただ、同じCopilotでも会社ごとのプランや設定等があるはずで、すべての環境で実現可能かは別である点はご注意ください。
学んだこと
自作アプリは結果的にお蔵入りになりましたが、AIに要件を伝えて業務に合った道具を作る経験を得られて楽しかったです。
今後、どの課題を解決したいのか、それにAIが有効な手段かを見極めることが大事で、引き続き学んでいきたいと思います。
Copilot、ChatGPTでもないですが、Claude Codeの本での勉強がためになったので紹介します。

