AI講座5
公開日: 2026.04.09  | 更新日: 2026.04.09

【受講レポ】AI経営寄付講座5_まとめ

AIについて学びたいと感じていたところ、東京大学大学院 工学系研究科 松尾・岩澤研究室(以下、松尾研)のAI経営 寄付講座 AI Business Insights 2026(以下、AI経営寄付講座)を受講しました。その雑記帳です。

2カ月のセミナーでしたが、あっという間でした。

講義感想

第10回:AI時代の経営の在り方

今までが各論に対し、総論で聴きごたえありました。

IT技術は今では当たり前のものに。AIもそうなる世界が見えていて、これを活用するかで企業の存続に影響が出ると感じました。

原動力の1番は恐怖で、経営目線での1番の恐怖は人手不足。人が足りていないところAIで支援し、人は成長する心持が大切という話があり、AI時代を生きるビジネスマンとして学ぶべき言葉でした。

他にもAIが便利すぎて依存しすぎたり、能力が身につかないという懸念に対する回答が面白かったです。

そんなのいいからとにかく使ってみろよ、です。例えば子供のころゲームをし過ぎて、習字が下手になったという事実はある。確かに習字が下手になったけれど、だから何?

もちろん、習字を否定するわけじゃなくて、技術が変わり、求められる能力が変わったのだから、過去と違う手法を取り入れるのは当たり前のことで、その為にもとにかくAI使ってみろよ、というわけです。


全講座を通して(私見のまとめ)

1.実務を担うAIエージェント:「相談役」から「実行役」へ

質問に答えてくれる「良きアドバイザー」だったAIは、指示を受けて自律的にタスクを完遂する「AIエージェント(デジタル従業員)」へ。AIは単に「調べる」ツールから、目的を理解して「実行」するパートナーへと進化中。

2.Physical AIと日本の製造業が持つ「暗黙知」の武器化

ソフトウェアとハードウェアが融合する「Physical AI」の発展は、日本の製造業にとって大きな商機。米中が持つ資金力やデータ量に対抗するための鍵は、現場に蓄積された「暗黙知」にあり。社外に出ることのない、現場独自のデータ資産(エンタープライズデータ)をいかに形式知化し、AIに組み込めるかが、日本が世界で勝ち抜くための唯一無二の武器に。

3.「不完全さ」をデザインする(Human-in-the-Loop)

AIの活用において重要なのは、「AIは100%ではない」という前提に立った設計です。論理的な正確性は従来のITシステムが勝る場面も多い。 だからこそ、AIの出力に対して違和感を察知する人間の「嗅覚」を、業務プロセスの中に正しく組み込むことが求められる。判断を安易に委ねず、人間が最終的な意思決定に介在する(Human-in-the-Loop)姿勢が、結果としてAIの価値を最大化。

4.データの重要性:ネット公開情報の「次」の戦い

インターネット上の公開情報は、すでにAIに学習し尽くされている。これからの差別化要因は、ネットには載っていない「エンタープライズデータ(企業固有の資産)」をどう活用するか。

5.リスクと並走する「アジャイルな経営姿勢」

AIに関するルール作りは進んでいますが、技術の進化スピードには到底追いつけません。しかし、「完璧なルールを待つ」のは手遅れを意味する。 貴重な自社データが外部のAIモデルに安易に吸収されるリスクは警戒すべきだが、利用しないという選択肢もない。行動しながらリスクを管理し、数ヶ月単位で戦術をアップデートし続ける「アジャイルな経営」こそが、AI時代のスタンダードに。


今後のマインドセット

  • AIが変化する時代を体験できることをラッキーと思う

  • とにかく使え。陳腐化しても使え。

  • 考える暇すらないのでとにかく行動。進みながらリスク管理。


ご一読ありがとうございました。受講を考える方や仕事でAIを活用したい方の一助になれたなら幸いです。

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あんも

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大企業(製造業)の経理・財務で10年以上。工場・本社・海外と各拠点での業務経験で気づいたこと等をブログにしていきます。
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