
【受講レポ】AI経営寄付講座5_まとめ
AIについて学びたいと感じていたところ、東京大学大学院 工学系研究科 松尾・岩澤研究室(以下、松尾研)のAI経営 寄付講座 AI Business Insights 2026(以下、AI経営寄付講座)を受講しました。その雑記帳です。
2カ月のセミナーでしたが、あっという間でした。
講義感想
第10回:AI時代の経営の在り方
今までが各論に対し、総論で聴きごたえありました。
IT技術は今では当たり前のものに。AIもそうなる世界が見えていて、これを活用するかで企業の存続に影響が出ると感じました。
原動力の1番は恐怖で、経営目線での1番の恐怖は人手不足。人が足りていないところAIで支援し、人は成長する心持が大切という話があり、AI時代を生きるビジネスマンとして学ぶべき言葉でした。
他にもAIが便利すぎて依存しすぎたり、能力が身につかないという懸念に対する回答が面白かったです。
そんなのいいからとにかく使ってみろよ、です。例えば子供のころゲームをし過ぎて、習字が下手になったという事実はある。確かに習字が下手になったけれど、だから何?
もちろん、習字を否定するわけじゃなくて、技術が変わり、求められる能力が変わったのだから、過去と違う手法を取り入れるのは当たり前のことで、その為にもとにかくAI使ってみろよ、というわけです。
全講座を通して(私見のまとめ)
1.実務を担うAIエージェント:「相談役」から「実行役」へ
質問に答えてくれる「良きアドバイザー」だったAIは、指示を受けて自律的にタスクを完遂する「AIエージェント(デジタル従業員)」へ。AIは単に「調べる」ツールから、目的を理解して「実行」するパートナーへと進化中。
2.Physical AIと日本の製造業が持つ「暗黙知」の武器化
ソフトウェアとハードウェアが融合する「Physical AI」の発展は、日本の製造業にとって大きな商機。米中が持つ資金力やデータ量に対抗するための鍵は、現場に蓄積された「暗黙知」にあり。社外に出ることのない、現場独自のデータ資産(エンタープライズデータ)をいかに形式知化し、AIに組み込めるかが、日本が世界で勝ち抜くための唯一無二の武器に。
3.「不完全さ」をデザインする(Human-in-the-Loop)
AIの活用において重要なのは、「AIは100%ではない」という前提に立った設計です。論理的な正確性は従来のITシステムが勝る場面も多い。 だからこそ、AIの出力に対して違和感を察知する人間の「嗅覚」を、業務プロセスの中に正しく組み込むことが求められる。判断を安易に委ねず、人間が最終的な意思決定に介在する(Human-in-the-Loop)姿勢が、結果としてAIの価値を最大化。
4.データの重要性:ネット公開情報の「次」の戦い
インターネット上の公開情報は、すでにAIに学習し尽くされている。これからの差別化要因は、ネットには載っていない「エンタープライズデータ(企業固有の資産)」をどう活用するか。
5.リスクと並走する「アジャイルな経営姿勢」
AIに関するルール作りは進んでいますが、技術の進化スピードには到底追いつけません。しかし、「完璧なルールを待つ」のは手遅れを意味する。 貴重な自社データが外部のAIモデルに安易に吸収されるリ スクは警戒すべきだが、利用しないという選択肢もない。行動しながらリスクを管理し、数ヶ月単位で戦術をアップデートし続ける「アジャイルな経営」こそが、AI時代のスタンダードに。
今後のマインドセット
AIが変化する時代を体験できることをラッキーと思う
とにかく使え。陳腐化しても使え。
考える暇すらないのでとにかく行動。進みながらリスク管理。
ご一読ありがとうございました。受講を考える方や仕事でAIを活用したい方の一助になれたなら幸いです。

